札幌市水道記念館は、1937(昭和12)年の札幌水道創設時に建設された旧藻岩浄水場を1977(昭和52)年に改築し、2007(平成19)年にリニューアルオープンした札幌市水道事業の広報施設です。当協会では、館内や藻岩浄水場の施設見学案内などのほか、お子様を対象とした各種イベントの開催や、館内及び敷地内の良好な環境維持に向けた施設設備の点検・整備を行っています。
水道記念館のホームページへ各種工事関係者や不動産会社などからの申し込みにより、水道管の埋設位置や深さ、口径などの情報を提供するほか、これらの情報に関するお問合せの対応を行っています。また、給水装置工事事業者や不動産会社などからの申し込みにより、家屋内の配管や給水用具の設置位置が記載されている図面を提供しています。
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道路に工作物などを継続して設置する場合、道路管理者の許可が必要となります。
当協会では、札幌市水道局及び給水装置工事事業者から提出された道路占用許可申請書類について、記載内容の確認と適切な助言等を行ったうえで、道路管理者へ申請手続き(申請内容を道路管理システムに入力)、道路管理者の許可を確認後、許可書の発行を行っています。
札幌市の浄水場では、河川水を原水として水道水を作っているため、河川水の水質把握が重要となっています。そこで当協会では、藻岩・白川・西野・宮町・定山渓浄水場の上流に位置するダム及び河川流域における水源監視を行っています。また、原水や配水等に異常がないかを確認するため、各浄水場の水質試験(毎日試験、カビ臭試験など)及び配水区域の給配水水質監視を行っています。
札幌市内4か所の浄水場と当別浄水場の計5か所において、施設設備の点検整備等の維持管理を行っています。また、そのうち3か所の浄水場では、あわせて水道水を作る運転管理を、取水施設の取水管理、施設内の水質管理や薬品管理、付属配水池の配水量管理など含めて、24時間体制で行っています。
浄水場で作られた安全な水道水を適正な水量・水圧で各家庭に送り届ける役割を担っているのが、送水管・配水池・ポンプ場、配水管などの送配水施設です。当協会では、札幌市内全域(約80施設)を対象に、設備の異常や故障の早期発見を目的とした保守点検を毎日実施しており、濁水や断水などの事故の未然防止に努めています。
札幌市内において、送・配水管に設置されている弁室、水管橋及び緊急貯水槽等の点検を実施し、その劣化状況等の診断及び必要に応じた簡易な整備を行っています。また、給配水管の地下漏水を発見するため、音聴作業、ブロック計量調査等を実施し、漏水発生時には、その位置の特定及び修理時の現地立会、修理後の確認を行っています。
(公社)日本水道協会が開催する水道配管に関する知識・技術及び技能の取得・維持向上を目的とした講習会に、当協会職員を派遣しています。実施内容は、水道事業体や民間事業者の職員を対象とした耐震継手管の配管接合に関する技能取得や配管設計に係る実務能力の習得となっており、当協会は講習会の運営管理と実技指導を行っています。また、(公財)給水工事技術振興財団が主催する給水装置工事主任技術者試験について、その試験監督を行なっています。
建物などに設置されている水道水を利用した受水槽のうち、有効容量が10㎥以下の施設は、小規模貯水槽水道に分類されます。当協会では、飲料水の汚染防止等のため、小規模貯水槽水道施設が衛生的な状態を維持されているか、実際に現地を訪問し、管理状況を確認したうえで、設置者に適正な管理方法を提案しています。
給水装置工事を行う場合、水道事業者の設計審査を受け、工事完了後には、しゅん功検査を受ける必要があります。当協会では、給水装置工事事業者から申請された、札幌市内における給水装置の新設、改造、修繕及び撤去の工事について、水道局での設計審査後の受付からしゅん功検査における書類及び現地検査など一連の業務を行っています。